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小学生の癇癪|やってはいけない対応と、落ち着かせるための関わり方

小学生の癇癪|やってはいけない対応と、落ち着かせるための関わり方

「急に怒り出す」
「泣きながら気持ちを抑えられなくなる」
「小学生になっても癇癪が続いている」
                      

そんな姿を前に、どう関わればよいのか悩んでいる保護者の方も多いのではないでしょうか。

小学生になると、「もう落ち着いているはず」と思われやすく、周囲に相談しづらさを感じることもあります。
                      

ですが、癇癪は単なる“わがまま”ではなく、気持ちの整理が難しくなっているサインとして見られることもあります。

もちろん背景は子どもによってさまざまで、家庭だけでなく、学校生活や環境、発達段階、疲労やストレスなど、いろいろな要因が重なっている場合もあります。
                       

今回は、小学生の癇癪に対して、家庭でできる関わり方についてまとめます。                 

小学生でもかんしゃくは起こる

癇癪というと、小さい子どものイメージを持つ方も多いかもしれません。

ですが小学生でも、
                      
・気持ちを言葉にするのが苦手
・学校で頑張りすぎている
・不安や緊張が強い
・疲れがたまっている
・環境の変化が続いている  
               
など、さまざまな理由から感情が大きくあふれてしまうことがあります。
               

特に学校では頑張れている子ほど、家で安心して感情が出やすいケースもあります。

関わる時に気をつけたいこと

保護者も毎日向き合っている中で、余裕がなくなることは自然なことです。
「どうにかしなきゃ」と思うほど、強い言葉や対応になってしまうこともあります。
その中で、少し意識したいポイントがあります。
          

① 強い口調で叱り続ける
感情が高ぶっている時は、子ども自身も気持ちを整理しきれない状態になっています。
そのため、強い口調で伝えることで、さらに不安や興奮が強くなる場合があります。
まずは「落ち着ける状態を作ること」を優先できると安心です。
           

② すぐに説明や説得をする
癇癪の最中は、言葉を整理して受け取ることが難しいことがあります。  
                
そのため、         
・「どうしてそんなことするの?」
・「ちゃんと考えて」
・「落ち着いて話して」   
                 
と伝えても、うまく届かない場合があります。
まずは安心できる状態に戻ることが大切です。
              

③ 無理に止めようとする
安全面への配慮は必要ですが、無理に止めようとすると、さらに混乱してしまうこともあります。
周囲の安全を確認しながら、少し距離を取り、落ち着くのを待つこともひとつの方法です。
                

落ち着くための関わり方
では、どのような関わり方が安心につながりやすいのでしょうか。
            

① まずは安全を確認する
ケガや周囲への危険がないかを確認します。
そのうえで、必要以上に言葉をかけすぎず、近くで見守るだけでも安心につながることがあります。  
               
② 気持ちを言葉にしてみる
子ども自身も、自分の感情をうまく表現できないことがあります。   
                   
そんな時は、     
・「悔しかったね」
・「嫌だったね」
・「うまくいかなくて苦しかったね」
             
など、気持ちを整理するお手伝いをするイメージで関わると、少し落ち着きやすくなることがあります。
            

③ 落ち着いてから話す
伝えたいことや約束事は、落ち着いてからゆっくり話す方が伝わりやすくなります。
癇癪中に解決しようとしすぎなくても大丈夫です。
             

日頃からできること

癇癪は“その瞬間の対応”だけではなく、日頃の安心感も関係していることがあります。   
                     
例えば、             
・睡眠や生活リズムを整える
・頑張りすぎていないか確認する
・気持ちを話せる時間を作る
・落ち着ける方法を一緒に探す    
                
など、小さな積み重ねが安心につながることがあります。
         

また、家庭だけで抱え込まず、学校や支援機関、医療機関などと連携しながら考えていくことも大切です。
            

保護者の方へ

毎日向き合っていると、
                   
「また怒ってしまった…」
「もっと落ち着いて関わりたかった…」 
            
と思う日もありますよね。  
              
ですが、うまくいかない日があるのは自然なことです。          
子どもも、保護者も、どちらも成長の途中です。 
                  
完璧な対応を目指すより、「安心して過ごせる時間」を少しずつ増やしていくことが大切なのかもしれません。
                

まとめ

小学生の癇癪に対しては、   
                
・強く叱り続けない
・無理に説得しようとしすぎない
・まず安心できる状態を作る
・落ち着いてから関わる 
                    
ことが大切です。 
                  
もし、

・家庭だけでは対応が難しい
・学校生活にも影響が出ている
・誰かに相談したい
・子どもとの関わり方に悩んでいる 
                    
そんな時は、学校や医療機関、地域の支援機関などに相談することもひとつの方法です。 
               
訪問看護でも、ご家庭での様子を一緒に見ながら、安心して過ごせる方法を一緒に考えていくことがあります。
               
「こんなことで相談していいのかな?」という段階でも、ひとりで抱え込まず、周囲とつながりながら考えていけると良いですね🌱